食いしん坊が旅したら

欲望の赴くままに食べて飲んで遊んで旅をします

旅のお土産ごはん #1

記念すべき1回目の投稿。

Ninjaはちょっと緊張している。

なにか気の利いたことを書かなければ、人気者になれないのではないかーー。

そんな下心のそのまた下にある本心は、「そんなことは気にしていない大物感」などというプライドに邪魔をされて、あえてふざけたことでも書いてみようか、というつもりにさせる。

 

本当はネタがないだけなのだ。でも、なにかを書かなくては。

有料のブログサービスをうっかり解約し忘れてしまったのだから。



『ふわふわにらたま』

こんな心躍らせるネーミングに、Ninjaが反応しないわけはなかった。

まるでザルツブルガーノッケル(調べてね)のように軽やかで、でも白昼に見た幻を捕まえるがごとく慎重さを要するなにかなはず。

平野レミ氏によるレシピゆえ、そんな夢想は的外れだとしても、なにしろはんぺんを半額で買ったはいいが、いつものはんぺん醤油バター焼きなんていう日常を繰り返すのに飽き飽きしていたのだ。

 

remy.jp



調味料はナンプラーを使うという。

数ある魚醤――日本にも「しょっつる」という銀色に光る魚たちがぎゅうぎゅうになってお風呂に入った、そのお湯に塩を入れまくったようなものがある――の中でも、ジャスミンの薫り風をまとったこのこをご所望なのね、レミ。

 

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料理をしているLIVE感がいいね(≧∇≦)


Ninjaはタイで買ってきたこれ↑を、出番を待って頭をのばしている調味料たちの中から取り出した。

最近あまり使っていなかったが、いつもと変わらぬ笑顔で語りかけてくる。

「牡蠣使ってるんで ( ̄・・ ̄)=3!」

そう、このこは少ぅしだけ高級なのだ。今でこそバンコクのコンビニにも並ぶようになったが、ほんの数年前までタイ人も「おっ♡」と言って箱買いするほどに、おいしさに定評があった。

 

ちなみに、日本でも買えるようになったのでそんなに珍しくはないものの、Nijnjaは初恋を汚さぬようにそっと扱う乙女がごとく、このこを買うのはタイで、と決めていた。タイで買うほうが安いから、という気持ちはシフォンのようにふんわりと包んで心の奥底に閉じ込めている。いつでも透けて見えるのだけれど、そのほうがなんかかっこいいだろうと思い込んで。

 

NinjaはRizapに通う人がインストラクターの言葉を聞き逃さないのと同じように、レミの教えをしっかりと忠実に実行した。彼女はまるでNinjaとは生まれる前から親友だったかのようにNinjaの気持ちを理解していて、作り方は眠たい朝にミロを作るくらい簡単であった。私のために……? と弾む心。レミ♡

 

 

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映えないなwww

 



今日はこれに焼きナスとほうれん草のおひたし、謎味噌汁というお献立。

タイの香りはまったくしなかったけれど、レミとの見えないうえに幻の友情を感じたような気がしたので明日も晴れるような気がするわ。

 

またね( ´ ▽ ` )ノ